Sonar

2011年1月17日

舟、塔たてるひびきをめざし

めぐれ、よき風に乗り

塔へとつづくラスタをたどり

はなて、満ちることを知る前に

舟の端より

とびたつ鳥はうつくしい

 

 

牛も山羊も鶏も犬も人も猫もねずみも虫も

深い霧の中

隠されたランプの

火の光にうるむ

 

葉をはむチャゴール

おびえてわらうククールの声

 

 

右舷にかたむき

左舷にかたむき

 

砂は落ちる

 

知らずに進むこの舟に名を

あるいは光ゆたかに田園をひらく雲の影のように、走る

音なき砂のひびきに名を

結婚します。
その相手が、ゆみが2年間ボランティアに行っていた国へと行って参りました。
人と車とクラクション、砂と埃のあいだにあって、
たった5日かそこらの短い滞在でしたが、生活するのが大変な国でした。
またそこから導かれた言葉で詩を少し書きました。

思えば10月の下旬から、詩集の編纂と平行して熊本での宗立専門僧堂、結婚のご挨拶、正月、バングラと
慌ただしい3ヶ月でしたが、どうにかこれでひとくぎり。

メモを手がかりに言葉で遊ぶ、iMacの日々にもどりたい。

詩集を刊行していただいたふらんす堂さんには迷惑をかけっぱなしでした。

さて、これからお坊さんと新年会、
ちいさくなってボーリングの玉を転がして参ります。

コメントを残す